昨日更新いたしました「スライドショー」はいかがだったでしょうか
ご覧になられてない方は、ぜひ見てくださいね
ということで、
パート2では、私、伊福の視点からですが、お泊まり保育の感動したこと、気づいたことを書こうと思います。
今回のお泊まり保育で感じたことは、
何より、
子どもたちって本当に自然が好きなんだなと改めて実感したことです。
青少年研修センターは、たくさんの緑に囲まれているので、
その環境の中で育まれる生き物、特に昆虫については多種にわたって存在し、
セミやアリ、バッタなどの幼稚園にでもいる生き物は、
子どもたちにも、「これは〇〇だよ!」という声掛けもできるのですが、
いろんな柄の入った昆虫やその抜け殻については、
図鑑見ないと分からないなぁと思うぐらい
自然にあふれていました
その中で、子どもたちは、
走り回って、これは何だろう、あれは何だろう、
そして、、
お友達に負けないように競いあっていました
きっと、子どもたちは、時間の感覚が、ふだんより短かっただろうなと思います。
「明日もナイトウォークするんでしょ!」という子どもたちに、
楽しくて仕方ないんだなと思いました
そして、お泊まり保育でしか体験できないメインイベント!
「ナイトウォーク&星空観察」
ナイトウォークでは、暗い中をグループごとに歩いて、
それぞれのポイントでシールを貼ってもらいました。
道中は、撮っても暗かったので、みんなで手をつないで歩きました
一人だったら歩けない暗い道も、
みんなで手をつなげば大丈夫
静かなところでは、歌を歌いながら元気に歩いたり。
おともだちみんなで協力しあい、信頼しあう姿に、
みんな頑張れという気持で、見守っていました。
ナイトウォークが終わり、星空観測
毎回、先生たちの保育への情熱と言いますか、
子どもたちにこんなことを感じてほしいなという想いで、
教材研究やその準備をしているのですが、
今回も、さすが先生たちだなと思うことがありました。
先日、七夕祭りのときに、ひこぼし様とおりひめ様のお話の中で出てきた星の話を、
さらに、発展させて、
その星を観察する計画を立てていました。
みんなが寝っ転がって見られるようにブルーシートとCDラジカセのBGM、
星座の模型を準備。
模型の星は、暗い中で光る素材を使用
よく、こういうもの探してきたなと感心いたしました
ナイトウォークを始める前に、
空を見上げると、一番星が!
青少年研修センターのS先生によると、木星ということでした
おともだちが、木星ということを聞くと、
みんな木星の方向目指して走り出しました
「走っても木星まで行けないのに...」
と心の中で、呟いてしましましたが、
一方で、子どもたちって本当に純粋なんだなと、愛おしくなりました
走る後ろ姿に向かって「青春だなー!」と叫んでしまいました。
中村雅俊の「おれたちの旅」的な、思わず太陽に向かって走り出すような、
そんな、燃え上がるパッションがこみ上げてきました
(またまたオーバーな表現)
その状況のなか、そのS先生が、
今度、8月13日に星空観測会を行う予定ということで、
その事前の準備として天体望遠鏡を準備されました。
そして、子どもたちに、実際に土星と木星を見せてくださいました。
私も、見させていただきました。
小さいながらにも、土星とその周りを取り巻く輪、木星の縞模様を見ることができました。
見た瞬間は、感動、感動、感動の嵐でした。
人生観、人格が変わるぐらいの感動でしたね。
うまく言えないですが、土星や木星を感じることで、地球を感じることができたような...。
私自身が大興奮でした。
そこで改めて感じたことは「百聞は一見にしかず」。
これほど強烈に感じてしまったことはないですね。
本園の園外保育には、「百聞は一見にしかず」という言葉のもとに、
子どもたちに様々な体験を通して、感性を育む取り組みを行っていますが、
この保育計画にない天体望遠鏡のサプライズも十分すぎるほど、
子どもたちのこれからの育ちに良い貴重な体験になったことと思います。
平成20年度、おおとり幼稚園では「命の尊さ、重さ」を、
子どもたちが自然に触れて考えることができるよう環境づくりを行っておりますが、
そういう意味でも、宇宙の星たちのこと、
そして、自分たちが住む地球を感じられることができる経験は、
本当に良い経験だったと思います。
私自身は、この世の中に生を受けたことを喜び、
精一杯生きていきたいという気持ちになりました(我ながらオーバーなやつだ)
西郷隆盛や篤姫を代表する昔の偉人達も、
夜空を見上げてそういったことを考えたりしたのかなと勝手に考えて、
さらに、勝手に感動している私。
とっても素晴らしい、心に残る思い出になったのではないでしょうか。
大人の私でも、感動しっぱなしのこの体験。
何かの機会に親子で星を眺めるという体験も、いいかもせれません!
ぜひ、お勧めいたします
いろいろな方々に支えられての幼児教育の活動。
青少年研修センターの職員の皆様ありがとうございました。
そして、夜中から早朝まで、子どもたちの様子を交替で見守った先生たち、
子どもたちに疲れを見せない先生たちの姿は素晴らしかったです。
ご苦労様でした
また、子どもたちのために頑張りましょうね
ここからは、余談ですが、
職員同士の話で中で「ウーン!」と、
聴いて感動した小話です。
ありの巣を眺めながら、
「あんたたちもよく働くよね」と。
巣の中から、茶色いちっちゃな塊や、その他の物をせっせと運ぶアリたち。
「考えることができたら、やってられないでしょうね」と、
相変わらず夢のないことを言ってしまったと、私。
一人の先生いわく、
「身体の大きさによって、その生き物の時間の感じ方は比例するんだそうですよ」と。
なので、アリさんとゾウさんでは、全く時間の感じ方が違うということだそうです。
そういえば、子どもの頃って、今と比べて時間が長かったなと感じましたね!
そういうことも子どもたちに伝えていきたいですねと、
ちょっとした間の、先生たちとの会話でした。
ねらいをきちんと決めて、計画的な保育も大切ですが、
こういう環境のもとでは、何が起こるか分からない、
偶然的なサプライズも体験しつつ、
子どもたちからの自発的な行動を、
先生たちがそばで援助するような保育も一方で大切なことですね
計画的な保育も、子どもたちの育ちにとってはとっても重要なこと。
一方偶然的な要素に適応し、子どもたちの興味関心を育むことっも重要なこと。
子どもたちにとって、無駄な体験は一つもないということですね
素晴らしいことです
教育=環境×先生たちの子どもたちに対する情熱。
子どもたちが20年後30年後に幸せになれるようになるための、
おおとり幼稚園の子どもたちの理想の姿。
「つよく、あかるく、すくすくと」
大空を自由にはばたく鳥のように、
たくさんの夢をもった子どもたちになることを信じて、
頑張っていきたいですね
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